イライラ2007/05/31

あーちゃんの病室へ向かうと、病室の前がざわざわしているので、何事かと思ったら、看護士さん達が慌ただしく動き、空のストレッチャーが運び込まれるところだった。

もしや、危ないと言われていた患者さんかなと思い、ちょっと離れたところで、そのまま見ていると、患者さんが運び出され、家族の人たちが、その回りに付いている。

看護士さん達の動きが落ち着いたところで、病室に入ると、カーテンがみんな締まっていた。

あーちゃんのところのカーテンをちょっと開けて覗くと、ベッドに腰掛けて下を向いている。
患者さんがどうなったか聞くので、病室を出たよと言ったところ、今日一日、ずーっとその患者さんの装置の音が鳴りっぱなしだったらしい。

音はうるさいわ、カーテンは開けられない、「おでき」は破れるわ、痛みはあるわで気分的に最悪だったらしい。

18時なので、すぐ食事がくるが、食べたくないという。

確かに、ついさっきまで、同じ部屋に危ないと言われていた患者さんがいたから、そんな気にもならないよね。
前回は外科病棟だったけど、今回は血液内科の病棟だから自分と似たような病気だとわかってしまうし。
足が痛いから、他に逃げることもできないし。

とにかく、病室から出て気分転換でもと思い、廊下出てみる?と言ってみる。

本人も抜け出したい気分だったらしく、スリッパを履いて、廊下に出る。
なだらかなスロープを上った先にベンチがあるので、そこまでお茶を持ってゆっくり歩いていく。

しばらく休憩すると、そこでなら食べられそうというので、トレーを持ってくる。
患者さんがここで食べてるのは見たことないけど、今日は特別だと思って二人で食事する。

お見舞のお返し2007/05/30

熱は下がって快調らしく、売店まで行ったのか、買ったものが置いてあった。

昨日までは、あーちゃんの具合が悪いので気にしなかったが、同室の人のいびきが、けっこう聞こえるので、「耳栓」持ってこようか?と聞いたところ、いらないとのことだった。
(弟が前回入院のときに持ってきた代物だが、あーちゃんは、あんな大きな物、耳に入らないという。サイズなんて一緒じゃないかと思うのだが。)

どうやら、危ない状態の患者さんらしい。

入院することになってしまったので、予定していた前回入院のお見舞いの「お返し」を止めようかと確認すると、切りをつけるために、送ってしまうことになった。

ギフトカードにして、すべて発送してしまうようにする。

「表書き」や「のし」が、ちょっとの違いで別の意味になってしまうので、よく調べる。
「水引」なんていらないんじゃ?と思ったら、亡くなってしまったとき用だったので、慌てた。

あーちゃんの場合は、「御見舞御礼」ね。こーいうのって、慣れないな。

着替え2007/05/29

夕方に行くと、まだ寝ていた。

枕元に、体温を記入しているノートがあるので、見てみると、昨夜は39℃台まで上がったが、14時には37℃台まで下がってきていた。

パジャマを何回か着替えたらしく、袋に着替えたものが詰まっている。
そういえば、このフロアには洗濯室やシャワー室が見あたらなかった。

看護士さんに聞くと、下の階か、屋上にあるというので、屋上に行ってみる。
1階上がった屋上に、洗濯機/乾燥機がずらりと並んでいた。
前は1台の洗濯機と乾燥機を代わるがわる使用していたので、これなら待つ必要はなさそうだ。

しかし、屋上までエレベータはなく、階段でしか行けない。
登りがきついあーちゃんには、ちょっと無理だな。
つまり、当分私が来たときに洗濯だ。
(家に持って帰っても良いが、乾燥機がないので、結局病院でやった方が早い)

洗濯機を回している間に、食事の時間になった。
まだ寝ているが、夜に寝れなくなるかもしれないので、ちょっと起こしてみる。

熱を計ると、36℃台になっていた。

昨日の夜に近所のスーパーで買ってきた「3分丈パンツ 2枚組」(ピンク)を渡す。

足の付け根に腫れ物ができているので、普通の下着だと、すれて痛いのだそうだ。
昨日は緊急だったので、病院の売店で買ったが、「5分丈パンツ」(白)しかなく、まるでお父さんのダボダボの股引を、膝上で切ったような代物で、どうもイマいちだったのだ。

肌着も、入院時に持ってきた「前が開ける肌着」は、マジックテープが擦れるので、普通のかぶるタイプの肌着でよいとのこと。
そのほか、襟ぐりや袖ぐりにレースがついていると、それも汗をかくと、かぶれるというので、別の肌着を持ってくる。

パジャマも、昨日はとりあえず当座ということで、3枚くらいしか持ってこなかったが、汗をかくとけっこう着替えるため、追加で持ってくることにした。

外来(5日目)2007/05/28

WBC: 8.9  Hb: 6.6  PLT: 5.4  CRP: 20.49

熱が38℃から下がらないので、義妹にあーちゃんを送ってもらい、車イスで迎える。

車イスを押すのは初めて。なかなか小回りが効かず、方向転換が難しい。
予約外なので、あーちゃんは車イスのまま廊下で待つ。

名前が呼ばれ、症状をE先生に説明すると、採血の指示が出た。
採血後、看護士さんが、採血室の隅で横になって待ってられるようにしてくれた。細かい症状を聞かれたり、血圧なども計る。

携帯で連絡をとるために席をはずしてから戻ると、
「入院だって」とあーちゃん。

「えぇっ!何でだって?」
「何かバイ菌が入ったみたいよ」
(本当にバイ菌だけ?もし病気が悪化したのだったら、どうしよう)

まさか入院になるとは思わなかったので、そんなにひどいのかと悪いことばかり考えてしまう。

E先生に聞かなきゃと思い、連絡をとってもらった。

MDSの病気が進行してしまったのかと思ったら、どうやら感染症だそうだ。
入院が必要だが、日程は未定とのこと。
先週E病院へ行き、転院することを先生にお知らせする。
現在、入院日の連絡待ちだと言うと、日にちがわかれば、搬送すると言ってくれた。


それじゃ、入院手続きして、必要なものを取って来なきゃ。

携帯を見ると、弟から連絡が入っている。
E病院から、明日入院可能という連絡が来たそうだ。
あー!なんと間の悪い。

E病院へ連絡し、事情を説明すると、先生同士で話してもらうことになった。

とりあえず書類手続きをして、あーちゃんを病室へ連れて行き、実家に戻る。
入院に必要な物を用意していると、E病院から連絡が来た。

今回は、検査用に1週間程度しか空いていないベッドだったので、一旦入院の件は保留になったそうだ。
これっきり、E病院とは関係が切れてしまいそうで心細かったが、容態が良くなればまた連絡してほしいと言われ、気をとりなおす。

荷物を持って病棟へ行く。今度は血液内科の病棟だ。
大部屋だが、外科病棟とは、また雰囲気が違って静かだ。
カーテンがほとんど締まっているから、余計にそう感じるのかもしれない。

荷物を整理して片づける。
あーちゃんは輸血中。

廊下に出ると、N先生に会った。
「帰ったら、カルテが出ているからビックリしましたよ。」

今回担当はN先生ではないのだが、同じグループのH先生なので、何かと連絡は取りやすいのだそうだ。

E病院の件と、E先生から入院日が決まったら搬送すると言われたことを伝える。
H先生にもご挨拶して、頭を下げる。
これからどうなるのか...

転院まで ― 概要2007/05/28

2007年5月28日 発熱・皮膚に腫れ物ができて、D病院に再入院。
詳細は、随時追加していきますので、少々お待ちください。

このブログで記述している内容は、あーちゃんの症状・状態によるものです。
患者さんや担当医師によっては、異なる場合があると思われますので、
ご注意ください。